ミニマリストとは
- ミニマリストは、部屋には最小限のモノしか置きません。
- 持ち物も必要最小限のモノだけです。
- バッグも持ち歩かず「手ぶら」で外出する人もいます。
より一般的にいえば
- 自分にとって本当に必要な最小限のモノで暮らす人
- モノを減らことでかえって豊かになれると考える人
- 物中心の現代社会に生まれた新しいライフスタイル
一言でいえば「レス・イズ・モア」をモットーに生きる人。
レス・イズ・モア(Less is More/LIS)とは、減らすことで豊かになるという考えのことです。
ミニマリストはミニマル(minimal)という言葉の派生です。
ミニマルは最小限という意味。
ミニマル主義がミニマリズム(minimalism)です。
そしてミニマリズムを実践する人がミニマリストです。
Minimal(最小限度の)
+
ist(~する人、~を奉ずる人、~主義者)
↓
Mnimalist
余分なモノをそぎ落とし、自分にとって本当に大切なモノだけで生きる人です。
ミニマリスト メリット・デメリット
ミニマリストになるメリット
- 持っているモノを愛せる
- 出費が減る
- 掃除、整理、片付けがラクになる
- 小さな部屋でも快適に暮らせる(家賃が下がる)
そのほか精神面にも作用します。
- 不満の解消
- 「いまここ」を感じられる
- ミッションに気づく
- 経験が増える
デメリット
災害に弱い
防災グッズ・非常食を「必要最小限」から外すと何かあったときにリスクが大きくなります。いのちを守るためのストックは誰であっても必須の備えです。
シンプリストとミニマリストの違い
このあと断捨離の違いも見ていく予定ですが、
以下の図をみてください。
物の量でみれば結論としてはほぼ同じ。
違いはどこに力点を置くかで出てきます。
シンプリストは、Simpleから派生した言葉。
モノを減らすことではなく「簡単化、シンプル化」に重きをおきます。
ミニマリストは、「減らす」ことに重きをおきます。
もちろん、シンプリストも減らすことを大切だと考えます。
逆にミニマリストもシンプルさを大切にしています。
そのたためミニマリストもシンプリストもそれほど違いはありません。使う側の好みです。
ただシンプリストと名乗る人は少ないです。
理由はミニマリストのほうが響きがいいからでしょう。
ネーミングは口コミに大事です。
シンプリストよりもミニマリストのほうが単純にかっこよくないですか?笑
結論:シンプリストもミニマリストも同じと考えて問題なし
シンプリスト≒ミニマリスト
ミニマリストと断捨離
実はミニマリズム(minimalism)は、「断捨離」と訳されることがあります。
そのため断捨離する人=ミニマリストと考えて問題ありません。
ただ断捨離は「捨てる」という行為の意味だけでなく、
モノへの執着を減らす意味も含みます。
これは断捨離がヨガ・仏教にルーツがあるからです。
カルマは英語では、行為(action)と訳されます。
しかし本来カルマという言葉は「行為の結果」まで含んだ概念です。
カルマ=行為+行為の結果
断捨離は単に捨てるという意味だけでなく、執着から離れるという結果を含んだ概念です。
逆にいえばモノへの執着を減らすことができれば、
モノをたくさん所有していも問題ないことになります。
また断捨離に重きを置く場合、「ミニマリスト」という肩書からも離れることが目指されると思います。「肩書き」も執着の対象だからです。
それでも一般的にダンシャリアン=ミニマリストでOKでしょう。
ミニマリストは職業ではない
最近では「ミニマリスト」としてビジネス上の肩書きとして活動される人もたくさん登場しています。
本来ミニマリストは職業ではありません。
生き方や主義のことです。
ベジタリアン、ビーガンと同じです。
またミニマリストという言葉は、ブッディスト、キリシタン、ムスリムなどともニュアンスが近いといえます。宗教的な要素もどこか含んだ言葉かもしれません。
宗教も広い意味では自己啓発を含みます。ミニマリストは自己啓発の手段にもなりえます。
さいごに
ミニマリストが支持されることと、社会状況とは深く関係していると思います。
本記事ではあえて割愛しました。今後の機会に譲ります。
今回の記事のまとめとしては
ミニマリストは、自分にとって本当に必要最小限の物で生きる人
余分なモノを徹底的に削りことで大切な価値観や使命に気づけるかもしれません。