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メタバースとは
メタバース(Metaverse)とは一言でいえば「仮想空間」のことです。
たとえるならオンライン上につくられた「街」です。
「街」なので、人々は、そこで仕事をしたり売買したり、またはレジャーを楽しんだりすることができます。
実際にメタバースではそうしたことが可能とする空間です。
メタバースをより細かく説明すると
- インターネット上につくられた
- 多人数参加型の
- 3次元仮想空間です。
メタバースは3DのCGでつくられています。
またたくさんの人の参加が想定されています。
他のユーザーと交流できます。
Metaverseは、「超える」という意味のMetaと「宇宙」という意味のUniverseからなる造語です。
そのため、メタバースに対してぼくらの生きているこの現実世界のことを「ユニバース」と表現される場合があります。
メタバースとVR・AR・MR・XR

VR(仮想現実)
VR(virtual reality)…「仮想現実」に入り込む技術です。VRゴーグルをつけることでバーチャル(仮想)現実に入り込むことができます。
具体例:セカンドライフ、ソードアート・オンライン、レディ・プレイヤー1など
VRという言葉は、「メタバースを体験するためのツール」として使われる場合もあります。
たとえば今だとOculus Quest 2ですね。
その意味では、メタバースはVRではありません。VRはメタバースを体験する一つの手段であり技術です。
AR(拡張現実)
AR(Augmented Reality)…「拡張現実」。現実の世界にデジタル情報を重ね合わせる技術です。拡張された「現実」なので、あくまで現実の世界が主役です。
具体例:ポケモンGO
MR(複合現実)
MR(Mixed Reality)…「複合現実」マイクロソフトが主に提唱している概念です。ARの一種とされます。イメージとしては、ARをより高度化したものです。
現実世界に仮想現実をあらわす技術。または、物理的な世界とデジタル世界を融合する技術と説明されます。
具体例:ポケモンGOでポケモンを実寸大でまるでそこにいるかのように表すことができるようになります。以下の動画がわかりやすいです。
XR(クロスリアリティ)
XR(Cross Reality)…上記のVR、AR、MRを含んだ概念で、それらの技術の総称です。
現実と仮想世界を融合(クロス)させる技術全般を指します。
「xR」と表記されることもあります。xはさまざまな技術を表せる変数を意味します。
まとめるとメタバースは「仮想の空間」。
それにアクセスするための技術がいまはVR、つまりXRです。
メタバースはユニバース(宇宙)という言葉から成るように大規模な仮想空間を指しています。
たとえば『マトリックス』は、現実にソックリのメタバースの究極的な例といえます。
現実の世界観から離れているものとしては『ソードアート・オンライン』でしょうか。
現在のところ五感すべてをVRに接続する、いわゆるフルダイブは実現しておりません。
マトリックスの実現はまだ先になりそうです。
メタバースの活用例
主な活用例としては以下です。
- 会議
- ゲーム
- ユーザー同士の交流
- ライブなどの大規模イベント
具体的例をいくつか紹介します。
Horizon Workrooms
Horizon Workroomsは、meta(旧フェイスブック)が提供する
VRワークスペースです。
参加者はアバター使って参加します。
実際に使っているパソコンのキーボードやディスプレイをVR内に反映させることまでできます。
https://www.oculus.com/experiences/quest/2514011888645651/?locale=ja_JP
NTT DOOR
「DOOR」は、NTTが提供するプラットフォームです。
誰でも簡単に3D空間を作成できます。
バーチャルオフィス、バーチャル会議室だけでなく、大規模会場も作成できます。
VRChat
VRChatは、ソーシャルVRプラットフォームです。
アバター使って他のユーザーと対話できます。
VRを利用しなくてもPCからアクセス可能です。
さいごに メタバースを支える技術
- ブロックチェーン
- AI(人工知能)
たとえばブロックチェーンでいえば、メタバース内での買い物に関連する技術に利用されます。今話題のNFTは、ブロックチェーンの技術によるものです。
このあたりはまた今後の紹介できればと思います。
今回はメタバースとはなにか。ざっくりとでも把握していただけたら幸いです。
✔メタバースとは、インターネット上につくられた多人数参加型の3次元仮想空間